ご提案資料
2026年9月24日

PBR社 生成AI活用研修|成果につなげる2ヶ月運用企画

研修を「イベント」で終わらせず、業務の変化として定着させるための運用のご提案です。

6 コース
22 名(うち役員3名)
12時間×6 1コース12時間・全6コース
研修期間 2026年10月7日〜11月13日(コースFのみ11月19日まで)

研修の構成(既存カリキュラムより)

全6コースを各12コマ(1コマ60分・合計12時間)で統一しています。実施は1日2コマ=120分×6回、週1回の対面形式で、水・木・金に集約しています。

部署別コース一覧
コース対象目標要約開催枠人数
A 広報広報部メール・リリース・競合調査・画像を再現可能な型へ水 13:00–15:001名
B 業務・管理業務課・管理本部KYC・出庫記録・スプレッドシート自動化を安全に標準化木 10:00–12:005名
C システムシステム開発部要件・テスト・PM判断をチーム資産化金 13:00–15:004名
D 制作制作課画像・動画・発話生成を省力化し、1名でも継続・引継ぎ可能に金 10:00–12:001名
E CS・VIP顧客管理課1課・2課PBR社らしい表現・FAQ・連携・教育を平準化水 16:00–18:006名
F 広告・経営企画広告宣伝課・経営企画室文章・SNS投稿自動化・LP・企画を標準化し発信を継続化木 13:00–15:005名

全コース共通で、第1回は「キャリア設計+入力可否・安全利用」、第6回は「マニュアル化・引継ぎ・効果測定・90日改善計画」を扱います。

本企画のねらい

一般に、研修が現場に定着しない背景には、次の3つの型があると言われています。

  1. ツールの基本操作の説明だけで終わってしまう
  2. 部署や業務に関わらず全員が同じ内容を受講する
  3. 研修後のフォローがなく、研修が単発の「イベント」で終わってしまう

今回のPBR社様向け研修は、すでに部署別・業務起点でカリキュラムを設計しており、①②の課題はクリアしています。本企画は、残る③「研修後のフォロー」を埋めるための運用のご提案です。

研修中から「研修後も続く仕組み」を回し始め、2ヶ月後にはそのまま日常運用へ移行することを目指します。

2ヶ月の運用サイクル

週間ループ

研修期間中、各コースで以下のサイクルを毎回回します。

2ヶ月の運用サイクル図 対面研修、講義内ミニテスト、持ち帰り課題、集計・ランキング更新、次回冒頭での共有・表彰、事例ストック、という6つの工程が中央の「成果の見える化」を軸に、コースごとに毎回循環することを示す図 成果の 見える化 ① 対面研修 (水・木・金) ② 講義内 ミニテスト ③ 持ち帰り課題 (自部署で実践) ④ 集計・ ランキング更新 ⑤ 次回冒頭で 共有・表彰 ⑥ 事例ストック (共有ドライブ)

実施カレンダー(10/5週〜11/16週+継続フェーズ)

立ち上げ(10月前半) 定着(10月後半〜11月) 自走・継続(11月下旬〜)
研修期間中 継続フェーズ 丸数字はコースの実施回(①〜⑥)
実施カレンダー(週単位)
週 研修(コース) 講義内テスト 冒頭アウトプット・ランキング 備考
10/5週
立ち上げ
A①・B①・C①・D①・E①・F① 各回終盤10問 なし(初回は課題の提示のみ) 研修開始(全コース第1回:キャリア設計+入力可否・安全利用)。匿名アンケート実施
10/12週
立ち上げ
A②・B②・C②・D②・E②・F② 各回終盤10問 前回課題の共有(初回) ランキング発表は第1・2回のテスト結果が揃う次週から
10/19週
定着
A③・B③・C③・D③・E③・F③ 各回終盤10問 前回課題の共有+ランキング発表・表彰(初回) ランキング・表彰の初回発表
10/26週
定着
A④・B④・C④・D④・E④ 各回終盤10問 前回課題の共有+ランキング発表・表彰 コースBは10/28(水)10:00–12:00に振替実施。コースFはこの週の実施なし(10/29休講)
11/2週
定着
A⑤・B⑤・C⑤・D⑤・E⑤・F④ 各回終盤10問 同上  
11/9週
定着
A⑥・B⑥・C⑥・D⑥・E⑥・F⑤ A〜E:総合テスト20問+成果物提出/F:通常テスト10問 同上 コースA〜E 最終回(手順書・引継ぎマニュアル・90日改善計画を提出)
11/16週
定着
F⑥(11/19実施) F:総合テスト20問+成果物提出 同上 コースF 最終回(11/19木)。全コースの研修が終了
11/23週〜
自走・継続
― 月次テスト(月1回) AI化会議(月1回)で事例共有 継続フェーズ。研修中の仕組みを月次に切り替えて継続(詳細は「研修終了後も続く仕組み」)

毎回ミニテスト・課題&ランキング

目的は「受講したかどうか」ではなく「使えるかどうか」の可視化です。

設計

集計・発表

運営側が週内に集計し、次回の講義冒頭で講師から発表します。ランキングの発表は第3回から(第1・2回のテスト結果が揃ってから)です。結果は共有ドライブの常設ダッシュボードで随時確認できるようにします。

ランキング(2本立て)

部署対抗ランキング(フォーマット)
コース 部署 人数 評価指標 順位
A広報部1名平均点―
B業務課・管理本部5名平均点―
Cシステム開発部4名平均点―
D制作課1名平均点―
E顧客管理課1課・2課6名平均点―
F広告宣伝課・経営企画室5名平均点―

部署対抗は「平均点」で順位付けします(人数差の影響を受けないため)。広報・制作は1名部署のため、平均点=本人の点数として扱います。順位は毎回のミニテスト結果をもとに更新します。

個人表彰(3種)

  • 週間MVP:その週の最高得点者
  • 伸び率賞:前回比で最も点数が伸びた人
  • 実践賞:冒頭アウトプットの事例のうち、最も横展開が期待できると評価された発表者

順位は「競わせるため」ではなく、「使えている人を称える文化」をつくるためのものです。下位部署への叱責には使用しません。

講義冒頭のアウトプット共有(各回の最初の10分・コース内)

全部署合同の会は設けず、各コースの講義冒頭に組み込みます。前回の持ち帰り課題の成果を各自が短く共有し、ランキング・表彰もこの場で講師から発表します。

進行台本(10分)

冒頭アウトプット 進行台本
時間 内容
0〜2分ランキング発表・表彰(第3回以降)
2〜8分前回課題のアウトプット共有(1人1分程度。「何を・どう・どれくらい変わったか」)
8〜10分講師からのフィードバックと当日テーマへの接続

1名部署(広報・制作)は講師との対話形式で進めます。各コースの事例は運営側が要約して事例ストックにまとめ、全部署が閲覧できるようにします(部署をまたぐ横展開はここで担保します)。

役割分担

冒頭アウトプット・運用の役割分担
項目 講師側(研修運営) PBR社
ミニテスト・課題の作成、採点・ランキング更新◎―
冒頭アウトプットの進行・フィードバック◎―
事例の記録・要約・共有ドライブ整備◎閲覧・活用
課題実践の後押し・受講の呼びかけ―◎(推進担当1名)
表彰(口頭・社内周知)案を提示◎
ツール契約・アカウント管理設定を支援◎(管理者)

AIツール環境

方針として、Claude Team と ChatGPT Business(旧 ChatGPT Team)の2つを法人向けチームプランで全員に配布し、「共通基盤」とします。既存のGemini・Genspark等は用途に応じて併用いただけます。

なぜチームプランなのか(個人プラン・無料版ではなく)

なぜ今はエンタープライズ・API従量課金ではないか

API従量課金は利用量に応じて費用が変動するため、導入初期のデータ整備段階では見通しが立てにくくなります。エンタープライズ契約は管理要件や契約条件の確認に時間を要します。このため、まずはチームプランで浸透を図り、必要に応じて段階的に検討することをお勧めします。

使い分け(例・断定はしません)

用途別の使い分け例
用途 主に使うツール 補足
長文の文書作成・校正・要件定義・手順書Claude文章品質・長文の一貫性に強み
GAS・スプレッドシート自動化のたたき台Claudeコード生成と説明
画像生成・音声・汎用的な調べものChatGPT画像生成を標準搭載
定型プロンプトの共有(社内テンプレ)両方Claude Projects/ChatGPT GPTs
SNS原稿の量産・言い換えChatGPT/Claude部署の好みで固定

利用環境はブラウザ+デスクトップアプリを想定しています。ファイル整理や社内資料の参照はデスクトップアプリの方が導入しやすい傾向があります。

初期設定チェック(導入日にやること)

  • 学習オフ設定の確認
  • 2段階認証の設定
  • 管理者2名の選定
  • 部署別ワークスペース/プロジェクトの作成
  • 退職時の停止手順の整備

導入時の注意点・セキュリティ運用

広報部からのご質問への回答:研修第1回で各部署が作成する「入力可否表」は、研修運営側が全部署分を統合し、社内共通ルールとして共有いたします。

入力可否の3段階(PBR社向け)

入力可否ルール
区分 扱い PBR社での具体例
🟢 入力可 そのまま入力してよい 公開済みのHP・プレスリリース・FAQ、一般的な制度・法令の説明、社内テンプレートの雛形(固有情報を除いたもの)
🟡 条件付き可 匿名化チェックを満たした場合のみ 顧客名・IDを除いた問い合わせ文、金額・日付を丸めた取引データの構造、未公開でない社内手順
🔴 原則禁止 入力しない(人が直接処理) 顧客の氏名・住所・連絡先・生年月日、KYC書類(本人確認書類の画像・番号)、ウォレットアドレスと個人の紐付け、取引ID・数量と個人の紐付け、預り資産額、口座情報、パスワード・APIキー・秘密鍵、未公開の事業報告・財務情報、社員の給与・人事評価

匿名化チェック(🟡用)

氏名・ID・アドレス/金額(レンジに丸める)/日付/部署・役職/取引所名などの組み合わせで、個人や取引が再識別されないかを確認します。

運用ルール

AIを「使わない」ことにも、業務効率や人材面で相応のリスクがあります。入力可否と確認手順を守ったうえで、安全に扱える業務から段階的に活用を広げることをご提案します。

評価制度の見直し(研修と並行して検討を始める理由)

現場に不満が出る3つの原因

  1. 自分の存在価値が分からなくなる
  2. 何で評価されているか分からなくなる
  3. AI化しても評価されないと頑張らなくなる

結果として、効率化した人にだけ仕事が増える状態を招きやすくなります。これを避けるための検討を、研修と並行して始めることをお勧めします。

AI時代の3つの評価軸

研修中に始める3ステップ

  1. 全社員に「AIで何が不安か」を尋ねる匿名アンケートを研修1週目に実施
  2. 成果を出した人を称える場を作る(本企画のミニテスト・ランキング・冒頭アウトプットがその場になります)
  3. 評価制度の見直しを経営会議のアジェンダに入れる(11月中に論点整理、12月に方針決定を目安)

具体的な反映率や制度案は本資料では扱いません。冒頭アウトプットと事例ストックの記録が、見直しの材料になります。

研修終了後も続く仕組み

研修中に回し始めたものが、そのまま研修後も残っていきます。

AI化会議(月1回)

事例ストックをもとに「次にAI化する業務」を各部署が1つ決め、翌月のAI化会議で結果を報告します。

各コース第6回で作成する「90日改善計画」は、12月〜2月の運用表に接続していきます。

研修終了後の継続支援(月次サポート)の内容につきましては、別途ご提案いたします。

ご確認・ご準備いただきたいこと